2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

泉流No.54 ああ明治

* 古過ぎる 明治のシステム もうアカン 〔駄足〕もうアカン。アカンのは制度疲労した現行の世の仕組の事である。 ただ、かつて関西に住んだ事も働いた事もなく、勿論関西人でもない。 アカンの意味なり、使い方なり、それがまた覚束ない。 17文字に収めるた…

バリ&ギリ南洋見聞記No.32

バリにもう一度行きたいか?と聞かれれば、答はイエス。 理由を述べろと言われれば、かなり戸惑うかもしれない。 バリと言われ咄嗟に思い浮かぶもの、空にある凧。 空を見上げる余裕がある時、そこに必らず凧が舞っている。更にゆっくり、周りの木の枝を見回…

バリ&ギリ南洋見聞記No.31

ロンボク海峡渡航が主目的のギリ・トラワンガン2泊3日の旅からどうやら生還、急遽滞在地を変更し出発地のウブドに戻る。 勝手知ったるウブドでやる事と言えば、地図捜しである。例の懸案事案は未だ実現していなかった。兎に角じっくり本屋に浸り、帰国する前…

バリ&ギリ南洋見聞記No.30

ギリ渡航記の3日目は、2泊3日の行程の初日だが、ギリT上陸がいよいよ始まる。 昨日の写真を見た人は、何を読取ったであろうか? そうだ、港湾設備は無いのである。堰堤で囲まれた穏やかな内水面はない。でも、上陸の際に浮き桟橋に接舷できたから、まだよか…

バリ&ギリ南洋見聞記No.29

不時着地・捕虜搬送・生還の体験記2日目である。 生きてバリに帰れた嬉しさ?で、昨日早々とヤマ場を書いてしまったが、やはり物事は起きた順に語るべし。と思い直して、一気に時間軸を3日戻す。 ギリ・トラワンガン渡航談の2泊3日行程を、今日2日目から時…

バリ&ギリ南洋見聞記No.28

ギリとは現地語で、小さな島と言う意味だ。 現地語と曖昧にしておくのは、バリ語か、インドネシア語か、それともマレー語かの確認を怠ってきてしまった。そこでとりあえず現地語にしておくが、どなたか詳しい方にお教えを頂ければ幸いである。 さて、今日か…

バリ&ギリ南洋見聞記No.27

キンタマーニ高原とはドキッとする名の観光地だ。アバン山<標高2152m>などから成る外輪山の一角にある。 昼食はヴァイキング、眼下に広がる山裾から麓へと流れる雄大な景観を眺めながら、ドライバー氏と並んで座り食事した。 観光地として抜群の名勝だが、…

バリ&ギリ南洋見聞記No.26

地球上のすべての陸地は、島と大陸に分かれる。 更に、島は大陸系と海洋系とに分かれる。 その差は何だろうか? 島の陸地を見てる限り、その差異を見分けることは出来ない。 海面の下<=実は誰にも見えない>で大陸のリソスフィア<=まあ、岩盤台地としま…

バリ&ギリ南洋見聞記No.25

ウブド印象記を第21稿から始めたが、今日で終わることとする。これまで、食・住・都市計画・衣を分科テーマとして採上げたが、最後は、バリダンス、絵画、彫刻、銀細工などである。 まず銀細工だが、貧老者に装身具?最も無縁。関心も語る資格もまた無い。 …

バリ&ギリ南洋見聞記No.24

ウブドの印象記に入って4日目、既に食・住・都市計画を述べたから、今日のテーマは衣である。 人が身につける生存の3要素の中で、衣料風俗が一番苦手な領域かもしれない。眼につきやすく、変化が激しく、ありふれて手垢がつきやすいのだから、、、、 ところ…

バリ&ギリ南洋見聞記No.23

ウブド、それはインドネシアの中で最後まで地域固有のライフスタイルを保った、ヒンディーの都。 そして、随所に中世の佇まいを残している王朝風俗が保たれている微笑みの田園とともにある都市。 植民残虐史のなかで、ウブドは市街地の固有景観が保全された…

バリ&ギリ南洋見聞記No.22

ウブド市内の住いの印象を都市環境も併せてお届けする。 一般の家が、どんな素材で作られているかを知ることは、運良く建造中のものに行き逢うことである。 現在進行形の建造途上家屋を数棟見たが、壁材はほとんどコンクリートなどの土石系素材ばかりであっ…

バリ&ギリ南洋見聞記No.21

今日からウブド市内の印象を述べる。 とにかく暑い、人が溢れている、商売にしたい熱気が渦巻いている。だから、こっちが疲労する。 旅の話題も食・住・衣の基本三つ揃い?に尽きる。 B & Bと言っても格別格好よくないが、ベッドと朝ご飯付きの民宿。部屋の…

バリ&ギリ南洋見聞記No.20

バリ農村風景点描は、多くのことを考えさせる。 偏りの無い眼をもって果たしてものを見ているか? これまで書いて来た事を2、3チェックしてみる。 1 『覆水 盆に還らず』を持出すなど、当り前の自然摂理・物理現象を述べることにどんな意味があるのか? …

バリ&ギリ南洋見聞記No.19

バリ島ウブド周辺の農村風景を点描する。 ○ 見渡す限りコメを作っている。もちろん、年に2回から3回作る訳だから、1回しか作らない「みずほの国」より過剰生産になりそうだ。しかし、減反政策が半強制的にあるかないか全く知らないが、すべてコメ田んぼであ…

バリ&ギリ南洋見聞記No.18

ウブド近郊の棚田視察コースは四方にあるので、とりあえず徒歩2日、レンタサイクルとハイヤーで各1日、都合4日かけて見て廻った。時々分水岐路を写真に収め、灌漑の仕組を掴むべくトライした。 それを要領よく伝えたいのだが、10日の第16稿から始めまだ終ら…

バリ&ギリ南洋見聞記No.17

ウブドは緩やかな傾斜に開かれた町だ。北の方に火山があって高く、南に向って低くなる。 このミニチュア版ウブドの地形を、そのまま引き延ばせばバリ島の地形となる。 島はもちろん四方に海があり、山に降った雨は、地形を受け一斉に南に向かって流れる。途…

バリ&ギリ南洋見聞記No.16

ウブド周辺で見た水田耕作農業は、バリ島の暮らし=昔と今を集約して見せる姿であると思いたい。 そう言いきるには、他の地域を訪れ比較するべきだが、当面住まい近くの加賀平野を除いてそれを遂げる時間と費用がない。でも、バリ農業はバリ特有のもので、他…

バリ&ギリ南洋見聞記No.15

ウブドに滞在している。この地の印象は、まず日本との近さであった。 日本語文字での表示,日本語での呼びかけ、などなど。現地人は気楽に声をかけて来るし、必ず日本人か?と尋ね,そうだと答えると,してやったりと頷くのであった。 同じアジア人としての…

泉流No.53 夏の日

* 彩りの 樹々眺めつつ ウチワ振る 〔駄足〕 今日8日は立冬である。句は過ぎた2日のことである。 11月2日は、夏日であったとメディアは報じた。確かに暑さを感じ、時ならぬ頃の団扇使いとなった。 因みに,夏日とは気象用語、日の最高温度が25度C以上にな…

バリ&ギリ南洋見聞記No.14

クタを発ち内陸のウブドに移った。チャーターバスに乗った。 前日に予約し、運賃全額支払済みだから、発つ時はホテルまで迎えに来てピックアップしてくれる。30分遅れで現れた。バスとは名ばかりのガタガタで、クーラーなどはなから期待しない。安全に走れば…