2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

高尾山独呟百句 No.9 by左馬遼嶺

はえの風 ときどき受けて 道迷う 〔駄足吠語〕 吾が住む北陸は、先週やっと梅雨入りした。 しかし、肝心の雲行きは、夏模様である。カラツユなのか? 扇風機の起すファジーな揺らぎのある風(1/f)が快い昨今である。 その先週だが、ひょんな会合があって、…

いかり肩ホネ五郎の病床寝惚け話No.11

このホネ五郎日記も連載二桁台に達した。 もっと、速いペースで書き進む心算であったが、何故か?月1回の著述と信じ難いスロウペースで推移してしまった。結構、通院とか雑用などで、それなりに多忙であったのだ。 過ぎた5月半ばで、退院1カ年が経過し。病…

北上川夜窓抄 その34=菅江真澄 作:左馬遼 

北上川の畔に佇み、かつてそこに足跡を残した、北上川ゆかりの人として菅江真澄について述べる。 江戸中期の国学者・紀行家であるが、その位置づけや評価はそれぞれである。 菅江真澄なる称号は、晩年秋田に定住した頃から、使用したものである。 本名は、白…

高尾山独呟百句 No.8 by左馬遼嶺

薪能 家に還して 菖蒲の湯 〔駄足吠語〕 昨夜は金沢城址で、薪能があった。 狂言「樋の酒」と能「殺生石」を覚えている。 甚だ楽しんだと書きたいところだが、最後の演目である能の中段頃に退座して、急ぎ家に還して、風呂に飛び込み、ひたすら暖まった。 百…