2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

おもう川の記 No.46  阿武隈川の16

阿武隈川に因む人物・人脈のシリーズ第3テーマ。三春藩主たる安倍・安藤・秋田氏の系図を繙く第5稿=最後の話である。 三春領内諸家に伝わる安倍・安藤・秋田氏系譜では、家租を大彦命(おおひこのみこと)としている。 古代人名辞典<2巻398頁>によれば、…

もがみ川感走録 第22 かぶの6

もがみ川は、最上川である。 カブの話も今日で第6話になってしまった、そろそろ終焉にしたい。 小国町にヒッチェカブなるものがある。地元には、弘法大師からの授かりものとする伝承がある。 その特徴は、小国盆地一帯に自生することにある。越後街道や米坂…

おもう川の記 No.45  阿武隈川の15

阿武隈川に因む人物・人脈を語るシリーズの第3テーマ。 三春藩主家の安倍・秋田氏を綴ってきたが、今日はその第4稿である。 列島は、ユーラシア大陸から分離した大陸性島嶼である。この大陸は地球最大の陸地で、その最も東の端にある島だから。その東はもう…

おもう川の記 No.44  阿武隈川の14

阿武隈川に因む人物像を描くテーマの第3=三春藩主家である秋田氏の家系人脈を綴る続々編である。 この秋田家の源流は、安倍氏であるとされ。その末流にして明治政変期まで命脈を保った秋田家の全家系史を一望することは、とても重い。 重いと感ずる所以を、…

もがみ川感走録 第21 かぶの5

もがみ川は、最上川である。 特産品=カブの第5編だが、〔遠山カブ〕の続編である。 直前の稿で、ダイコンは梓山(ずさやま)・カブは遠山と紹介した。 ”遠山蕪”の方は、広く知られる特産品となり。一時期産地となった。 焼畑ではなく普通畑で育てるが、畑一…

もがみ川感走録 第20 かぶの4

もがみ川は、最上川である。 特産品シリーズのうち「カブ」の第4稿だが、前稿で採上げた”温海蕪”に並ぶ。高名な山形の特産品である「遠山蕪」を採上げる。 遠山とは、地名である。現在では米沢市に編入されたが、米沢市の郊外である。 明君=上杉治憲に因む…