2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

深解広説俗流事典No.2−1

No.2-1 ごみ ごみは、色々の文字があてはめられる。 ゴミ、塵、塵芥、資源素、都市鉱山などだ。 まずゴミだが、カタカナで表記するものは、動物や植物の名、外国由来の文物などである。 であれば、「ゴミ」は貿易立国一本やりの国策を反映した適切な表記と言…

閑人耄語録ーNo.70

* 雨つづく ヨメナの花も 寒からん 〔自註〕夏と冬の間が短い兆しがあった。 メディアも昨日から列島の上空に寒波が迫りつつあると報じている。数日前から太陽が消え、雨が降っているのか已んでいるのか,室内から窓越しでは判然としない日もあったが、いよ…

深解広説俗流事典No.1の3

*No.1の3 しかくしめん の続々編 四角四面、このありふれた形は、農地や建物など、その内部空間でワークする環境と考えた場合、合理性において正六角形に劣ると前稿で述べた。 それは単にカタチの考察でなく、その中で働らく人やトラクター作業などの総合的…

深解広説俗流事典No.1の2

No.1の2 しかくしめん の続編 四角四面は、ワークするうえで合理性を欠いていると宣言したまま前稿を終えた。 この続編では、そう宣告する背景をまず述べる。 四角四面のカタチを詳細に考えるには、形の内側と外側とを区分する。 宅地や農地=個人の所有地は…

深解広説俗流事典No.1

*No.1 しかくしめん 突然想いついて今日から新シリーズを始めることとした。 題して深解広説俗流事典とする。 これもまた思いつきだから、いつまで続くか未来の事はとんとおぼつかない。 例によって、詰らない事をおんぼらあと述べるが、致し方ない。そん…

閑人耄語録ーNo.69

* 見渡せば 雲おも白く 秋桜 〔自註〕秋ザクラとは、コスモスのことである。締くくりが4音では、気持が収まらないので、秋ザクラとしたが、その由来はよく判らない。 春の桜と相通ずるもの、つまり国民国家然とした栽培推進運動の対象草花に指定されたこと…

閑人耄語録ーNo.68

* よわは雨か 木犀いずこ 花いかだ 〔自註〕COP10が始まった。生物多様性と生態系との関係が、いま一つ自信が無い。生活実感まで絡めて腹で解らないと、真に理解できたように思えない。 生物とりわけ植物が、今日の地球環境を創造的に形成したことは、実践…

閑人耄語録ーNo.67

* 僻村に 鬼女二人出でて 雨あがる 〔自註〕10月9日ライブがあった。我家からは50キロほど南にある隣の町の臨時?会場で行われたのだが、、、 言葉の使い方にクレームの畏れがありそうなので、まずその辺から、、、 僻村<へきそん>だが、詩人の一人として…

耄想陸行録 第20稿

* 時うつり 東に向って 水かえる 〔自註〕重力に最も正直に従うものは、水である。 地球上の物質を単純化して単体状態を仮定する、温度や圧力の環境差により、三態が考えられる。 水に関しては、常温常圧つまり普通に見られる姿は、液体状態の水だが、これ…

耄想陸行録 第19稿

* どうしたら タコツボ出れるの ロジンさん 〔自註〕大陸3週間の旅は、3度目の訪問だが黄河流域歴訪は最初の体験であった。 北京から入って廻り、そして北京から帰国した。 魯迅の旧宅も天安門も、ホテルからの散歩圏のうちにあった。 既に述べたゲーリー…

耄想陸行録 第18稿

* 遠目にも 泰山キスゲ 咲く日かな 〔自註〕花の命は短いと言うが、開花は一日限り、朝開いてその夕べまでに閉じてしまい、二度と花びらを開くこと無く萎んでゆく種もあるとか。 小学校の夏休み研究にされるアサガオがそれに当るそうだ。 泰山<タイシャン…

閑人耄語録ーNo.66

* 畑づくり まずは見廻る 手も肥やし 〔自註〕畠と畑とは、字も意味も違うらしい。そのうちに調べてみたいものだ。 百姓の真似事を始めて、もう4年目だろうか? この間に転居のため約300キロも移動、生き物は自力で移植したが、標高差が700メーターもあっ…