2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

おもう川の記 No.22 日橋川の景観

川面を眺める散策の記録、今日は前稿に引続き阿賀野川の上流=日橋川の後段である。 日橋川は、猪苗代湖から流れ出し・会津盆地の真ん中辺で本流=阿賀川に注ぐ。 極めて流路の短い川だが、支流としての重みは意想外であるようだ。 その重みを語るには、まず…

おもう川の記 No.21 日橋川・初節

川面を眺める散策シリーズ。今日は阿賀野川の最後の上流=日橋川(にっぱし・がわ)を語る。 これまで河口から近い合流点支流を先に採上げることとし、只見川→阿賀川の順で書いてきた。 さて、会津地域を概観する地名語は何だろうか? なるべく語数が少なく…

か麗の島 No.22

昨年の秋頃、戦後生まれ最年長組の老年男が、なんと始めて台湾を訪問した。 その旅行記録だが、書き始めてもう半年が過ぎた。 その間に、東京国立博物館で、この6月から特別展=台北故宮博物院展示が始まった。 短い台北滞在中に、故宮に2日ほど足を運んだ…

おもう川の記 No.20 大川と保科正之=第2節

川面を眺める散策シリーズ。阿賀野川の上流・本流たる阿賀川=地域呼称・大川にまつわる人物の概伝を探る巻。”大川”の2人目=保科正之についての続編である。 前々節で採上げた南光坊天海は、高田に生を受けた会津人だが。 保科正之(1611〜72)は、江戸に…

か麗の島 No.21

北投温泉(ぺいとう・おんせん)がある北投渓谷から産出される鉱石の話の続編である。 その鉱石の名は、北投石と呼ばれ。その放射能を出す性質が、温泉の効能にプラスに作用しているらしいと。多くの人は考えた。 北投石の発見報告は、1905日本人理学者によ…

おもう川の記 No.19 大川と保科正之=第1節

河口酒田で日本海に注ぐ最上川の川面を眺めていて、思いついたこのシリーズだが・・・ 何故か?日本海沿岸を南に下り。昨今新潟県まで達し、新潟市を河口とする阿賀野川辺をウロウロしている。 今日は、その上流たる本流・阿賀川の続編である。 会津盆地の中…

か麗の島 No.20

台湾旅行記にして・老年者が何で?今頃する放談録だが、20稿を迎えた。 第4コーナーを過ぎ、いよいよホームストレッチである。 彼の島には、名だたる名湯=北投温泉がある。秋田県にある高名な末期ガン患者のための救命的効能で知られる玉川温泉と並び称さ…