第６話 今日は、竹トンボの話しば、するっちゃ。 オラは、この間、あるドコさ、行った。そのごどを、今ぼうっと、思いだした。 この国のスタイルの、古い民家風の、建物だった。何とニャあ、懐かしかった。 ぼうっと、ふらあと、入ったんダワ。入口が、開い…

第5話 オラは、この国では、一目で判る外国人だあは。 一目で判らにゃあ外国人もたくさんおる。そいでん、話しばさせると、判るとう。この国の人は、耳でん聞き分けるだべし。 これは、この国の決まり文句でなや、『百見は、一聞にしかず』と言うたぞい＜＝…

第４話 オラは、オラの名前である。 オラも人の子だっちゃ。さすがに、親から貰った名前が、あるにゃああるが、それを正確に、ぶんまけると、 この国の人たちが、鯨か、めんずらしい は虫類か、にでもよ、出会ったように、パーフォーマンスする（＝補注、驚…

第３話 クルマの話しば、続くんでごわす。 グーリキは、しんばらくの間、見えのうなった。そいでも、時々ばは、本ニャラット現れて、オラの前で、ぐしゃっと笑うだば。 「おみしゃん なんば、しちょるとお」 オラ言うただ。 「クルマ造りは、ちょおんびし、…

第２話 メゲーヌこくを訪問したのは、偶然の出来事であった。なんせ、ぼうっと人は、ぼうっとした頭で、毎日ぼうっと生きている。とまあ、そんあ言い方が癖になっているがねえ。 これは、ネホン州のネホン衆に向って、言うことにしてるだけよお。オラの本心…

第1話 メゲーヌこくは、ネホン州の中にあるのだが、実のところは、未だによく判らない。ネホン州の外から来て、メゲーヌこくを訪問滞在してからも、もうかなりの年数が経過しているが、誠におぼつかない。 まあ、オラがこの国のコトバが未だよく判らねえから…

＋脱落妄仙戯言録漏抄 だつらく・もうせん・たわごとろく・ぬきがき 愚痴信讃頼経 おろかなものよ、しんじて、あがめ、たよる、よいすじとしようか 平成庇世 へいせいは「へ」いせい ？ 民追求楽 たみは、らくすることを、ひたすらとし 権力専腐 おかみは、…