2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

おもう川の記 No.43  阿武隈川の13

阿武隈川に因む人脈シリーズのうち、秋田氏の続編である。 三春・秋田藩が、幕末までの約220年超を過ごした。あの滝桜で知られる三春の地は、福島県を流れる大河=阿武隈川の中流域にある。 この川の人脈シリーズでは、まず福島市が生んだ音楽家=古関裕而を…

おもう川の記 No.42  阿武隈川の12

阿武隈川のシリーズも、そろそろ最終コーナーである。 引続きこの川に因む人物・人脈を採上げるが、今日から始めるテーマは少し重いことになるかもしれない。 現在は福島県だが、江戸時代の終りまで陸奥国の一部であった。東北ブロックのうち、最南の一画を…

もがみ川感走録 第19 かぶの3

もがみ川は、最上川である。 山形の特産であるカブの事をいよいよ話する。 まずは、知名度抜群の”温海蕪”である。 温海温泉は、現在鶴岡市のうちにある鄙びた名湯である。 日本海岸にごく近いが、湯船に居て海面が見える位置でもない。 ただ、「あつみ・おん…

もがみ川感走録 第18 特産食品=かぶ

もがみ川は、最上川である。 地域特産シリーズ第2弾”かぶ”の第2稿である。 とまあ、シリーズ・タイトルを書きながら、自らの失敗に気づいている。 この数年、菜園規模の自給自足には遥かに及ばない、ガーデニング・ファーマーの真似事をやっているが。喰う…

おもう川の記 No.41  阿武隈川の11

阿武隈川に因んだ人を語るの続きである。 今日も前稿に引続き松前氏とその一統を語る。 前稿では、松前氏のうち幕末までに藩主を勤めた15人(=因みに、第15代藩主は第19世当主であったが)の中から、歴史に名を残した3人ほどを紹介した。 今日は、備忘録的補…

おもう川の記 No.40 阿武隈川の10

阿武隈川に因む人物を語るの第2稿である。 2014 年10月から書き始めた阿武隈川も、3ヵ月めに入る。 思い起こせば、漠然と遠見に眺めた事例を含めても、この川との付合いは僅か5回ほどの少なさ。 取材のための現地訪問も考えたが、10月に稿を起こしており、寒…

もがみ川感走録 第17 特産食品の2=かぶ

もがみ川は、最上川である。 年が明けた。 その事を以て、単純に目出たいとする。言わば都合のよい?、現実捨象の思考回路があるらしい。 具体例 年賀状などに多用される決まり文句のひとつ あけましておめでとう・・・・のことである。 どのような故事来歴…