2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

高尾山独呟百句 No.7 by左馬遼嶺

世の中の 花々終り 爪が伸び 〔駄足吠語〕 花綵(はなづな)列島固有の気象とも言うべき、四季の推移は、近年薄れつつある。 夏と冬・もしくは乾期と雨期の間の、何とも表現し難い「花の季節」が今年は楽しめたが・・・・ 果して来年はどうだろうか?そんな…

いかり肩ホネ五郎の病床寝惚け話No.10

先祖還りに伴う糞尿譚の前半部=フン戦記は、前稿で終った。 今日は後半部=尿闘談である。 目が覚めている日中の時間帯は、さほど問題は無い。ネックはやはり夜間にある。 入院中誰かの画策が奏効してか?日中ばかり、1日に3度も脱糞した。 これで夜間就寝…

北上川夜窓抄 その33<遠野・番外編=通算第5稿> 作:左馬遼 

遠野は北上川の流域都市である。 遠野物語は、日本民俗学の創始に寄与した柳田国男の大著だが、著述の主要テーマたる山人研究は、やがて終結を見ないまま間もなく放置されてしまった。 その原因・背景をさぐろうと。この稿を書き始めて、本稿はもう5稿だが、…

高尾山独呟百句 No.6 by左馬遼嶺

山吹に はなみずき沿う 春の宵 〔駄足吠語〕 ここに来て、どうにか、天候が安定を増しつつある。 上空の寒気団が強く張り出すせいらしく、天気予報は不測の分だけ、慎重に公表されるらしい。 にもかかわらず、実際の地上の天気推移は、このところ晴れる方に…