2013-01-01から1年間の記事一覧

にっかん考現学No.59 通信使の9

朝鮮通信使ゆかりの地を訪ねる旅シリーズ、今日は牛窓の第4稿。 通信使資料館=海遊館についてのレポートは、第2稿で終った。アトは付け足し、、、 今日は”うしまど”の由来を考える回だが,果してどこまで行着けることであろうか? 前稿は、八幡神社のお使…

にっかん考現学No.58 通信使の8

朝鮮通信使ゆかりの地探索レポート編の最初の地=牛窓の続編第3稿である。 牛窓における通信使資料館=海遊館の見学レポート=中核エッセンスは、前稿でほぼ済んだ。 さすれば、今日第3日は、お茶の出がらしーデリヴァティブ。さてどうなる事やら? うしま…

にっかん考現学No.57 通信使の7

朝鮮通信使ゆかりの地訪問記編の第1牛窓の続稿である。 通信使史料館の名称は、『海遊館』と言う。昨今は新しいスタイルの水族館がはやるから、水槽は何処にあるの?との質問に冷や汗をかくらしい。 学芸員さんから、平成4年の開館と聞いた。 既に20年以上…

泉流No.115 入道雲

* 南山に 入道クモすけ 夏はしる 〔駄足] 6月も残り1週間、当地北陸も梅雨らしい空模様で推移している。 月のはじめ頃は,全くそうでなかった。 梅雨なしで、そのまま夏が来るような感じであった。諸般の事情から例年どおりで推移しないと想わず困ったこ…

にっかん考現学No.56 通信使の6

通信使の現場を観る旅のレポートだが、まず第1は牛窓である。 岡山県瀬戸内市にある通信使資料館=海遊館を訪ねた。 牛窓<=うしまど>は、日本のエーゲ海中心として知られており、まさに多島海=瀬戸内の明るい海に面した港町である。町の中のあちこちに…

にっかん考現学No.55 通信使の5

前稿著作からざっと40日が経過してしまった。 まさしく光陰矢の如しである。この想定外の空白をざっと回想すると、、、 まず、この間の農作業の苦心を想いだす。関東圏までは、瞬く間に梅雨入り宣言が出た。そんなアナウンスをすることは、必ずしも行政庁本…

泉流No.114  わか山・行

* 和歌山の わかば大楠 フェニックス [駄足] 先週は、急遽思い立って和歌山県に滞在した。 変則サミットに参加するためであって、旧友2人に約1年ぶりに面談することが成就したわけだから、主旨はおおいに達成された。 因に変則の意味だが、ラウンドテー…

にっかん考現学No.54 通信使の4

3月から始めた通信使の章だが、緩やかな進捗ペースは今後も変らない雲行きである。 さて、現代彼の国の人と通信使を話題にする時は、”トンシンサ”と声を発する必要がある。 ごく当たり前のことだが、近くて遠い隣国の言語事情なので。殊更廻りくどいかもしれ…

にっかん考現学No.53 通信使の3

日韓間の問題は、いつも原則の確認から始まる。それがどうしてなのか?本当のところは,筆者にもよく判らない。 この地球の中で、最も近く・かつ最も古い関係だが。近親憎悪的な誤解でもあるのだろうか? さて、冒頭の原則とは、何を意味するか?だが、、、…

にっかん考現学No.52 通信使の2

通信使の第2稿である。 何故に?今,この時点で通信使なのか? 現代において、過去の歴史的事象を論ずる事に、果して何ほどの意味があるだろうか? 今月からこの新しいテーマを掲げ始めたばかりなので、ジャストの答らしい明言はまだ出来ない。 追々、何ら…

泉流No.111〜3 さくら花

*1 さくら仰ぐ こしかた・ゆくすえ 思念なし *2 星は廻る あまねく・ひろく 花に遭う *3 土に生まれ サクラ咲く・散る また還る 〔駄足〕 身の回りに限れば、遠望すると花はまだ終わってない。 この花時は、3月の終わり頃に咲き初めとなり、いつの間にか…

泉流No.110 キィーワード

* キィーレスが スマートのきも キィーワード 〔駄足〕 スマートフォン=日本の文字化する癖なので、あえて、高機能端末や最新のケータイ電話機などと、当たり前の事を書いておく。 肝とは言うまでもないが、このさして新しくもない新型商品が、圧倒的好評…

にっかん考現学No.51 通信使の1

今日は4月4日、数字重なりの偶数ヴァージョンだ。 偶数と奇数の間に、陰陽の差異を認めるのが中国古代以来の科学観である。 列島では、奇数を陽数とするから。1〜9まで、元旦に始まり上巳・端午・七夕・重陽と節句が続く。 ところが、東アジアの中には,…

にっかん考現学No.50

昨年の暮れ、一胞帯水<イチイタイスイと詠む。胞=イは、胞衣=エナに通じ、列島と廻廊半島の中間に横たわる東アジア地中海を指す>を挟んで隣り合う両国において、昨年の暮れ=ほぼ同時期に首班の選出・交代が行われた。 本稿は、その首班交代・日韓比較論…

泉流No.109 百姓の春

*春日より 百姓疲れる 晴れ4日 〔駄足〕 北陸にも春は来る。 水蒸気の多い、スッキリしない青空だが、それでも晴れが珍しい。大歓迎だ。 この3月の、それも上旬の候に、4日連続の春日よりである。 春の語源は、はれにあると聞いた事があるような気がする…

にっかん考現学No.49

新暦の昨年暮れ,列島と韓半島=一胞帯水(いちいたいすい)を挟んだ両国の双方で、ほぼ同時に首班交替があった。本稿は、その続稿。首班交代編の第7稿である。 さて、ここから下は、実は表題の日付=03-03ではなく。後段の数値が転倒した03-30に書いている…

泉流No.108 サイタマの君

* サイタマの ゼッケンまた来た オッタマゲ 〔駄足〕 ”街起こし”とは、あまりに聞き馴れたか? 否・聞き飽きたコトバだが。 財布が目減りして著しい庶民に対して、なんとか金を使わせようと、ラジオもテレビもただただ五月蝿い。 ”うるさい”と、キィーボー…

にっかん考現学No.48

過ぎた12月に、隣り合う日韓両国で、ほぼ同時に行われた行政府の首班交替についての第6稿である。 さて、ありていに申し上げると、この原稿は3月4日に書いている。パククネ新体制が始まる前に書き終わる筈が、諸般の事情で=具体的には確定申告なのだが・…

泉流No.107 ついの旅

* 吾が旅も 始める頃か しぐれ降る 〔駄足] 過ぎた年末・年始は、年次研究のレポートを未だ実施していない。 年次レポートとは、知る人だけが知るささやかな吾が学業の中間纏め報告のようなものだが。この4半期ほど続けて来た事もあり、約1ヵ月遅れだが…

にっかん考現学No.47 

先月日・韓で行われた政権交替に関する論稿の第5である。 日・韓間の相違点を対比して、二律背反的にブッタギル論法が、受けるのかもしれないが、残念ながら双方とも未だ市民社会としての成熟度が低い。この一点が、最大の共通点である。 それの証拠は、も…

にっかん考現学No.46

日・韓において最近あった政権交替に関する第4論稿である。 前稿において、特定のファミリーから複数のリーダーが出る。 それはガバナンスの貧困化を意味する由々しき問題だが、それを前稿で言いそこねたので今日はその続きを述べる。 これだからアジアは困…

にっかん考現学No.45

日・韓における政権交替を並行して論ずる第3稿である。 韓半島における大統領の任期は5年、再任も重任も憲法上あり得ない。 この事を知っている列島人は少ない。 かく言う筆者も、民選大統領制が始まる因となった現行韓国憲法の制定・施行から以後の事であ…

にっかん考現学No.44

今日は、日韓でほぼ同時に行われた政権交替を比較考察する考現学第2稿である。 1月の15日は、国民の祝日として統一する意義は別として、古来ヒトが独り立ちする目安の年齢を区切り・家族で祝う=通過儀礼に因んでいる。 人生を時系列で並べると出生・元服…

にっかん考現学No.43

今日から2013年の論考を初める。1が3つも重なる日から始めると、縁起がよさそうだ。 ついでの脱線、4つになる日がある=10ヵ月後の11月11日になる。とまあ同じ数、奇数が貴数であることに由来する。 同じアジアでも、偶数の方を貴数とする国・地域もある…