泉流No.109 百姓の春

*春日より  百姓疲れる  晴れ4日
〔駄足〕 北陸にも春は来る。
水蒸気の多い、スッキリしない青空だが、それでも晴れが珍しい。大歓迎だ。
この3月の、それも上旬の候に、4日連続の春日よりである。
春の語源は、はれにあると聞いた事があるような気がする。納得しつつある。
眠っても・寝ても,百姓は,ただ外に居て,春の風に当たっていると疲れる。
船乗りの大飯食いみたいなものかも・・・・
〔駄足の蛇足〕 日本の株価が上がるのは,よく判らない。
株高すなわち景気が良いとも想わないし、生活実感からして逆だと想う。
ただ、アメリカの株が上がるのは、先行きの継続性を除けば=財政の崖問題の再燃があるので=ごくリーズナブルである。
シェール・ガス/オイルによるエネルギー価格の低下やエネルギー調達ネックの解消が、長期的な経済好調の継続を基礎から支えている。ただし、それはアメリカの国内事情であって、日本には全く当てはまらない。
日本の場合は、エネルギー事情において、むしろ危機的状況が拡大する懸念すらある。
集団防衛・軍事的ニーズから友好関係にあるUSAとの構造が大きく反転する可能性がある。
アメリカが、エネルギー調達において、外部から輸入する必要が消えれば、かつてのモンロー主義に復帰する可能性がある。
そうなれば、ホルムズ海峡からフラワーリース列島までの長い長いオイル・ラインを、日本は単独の汗と涙と費用負担で、流血覚悟で維持しなくてはならなくなる。
ますます経済コストは、エネルギー主体に嵩む事態があり得る