高尾山独呟百句 No.6 by左馬遼嶺

山吹に  はなみずき沿う  春の宵
〔駄足吠語〕
ここに来て、どうにか、天候が安定を増しつつある。
上空の寒気団が強く張り出すせいらしく、天気予報は不測の分だけ、慎重に公表されるらしい。
にもかかわらず、実際の地上の天気推移は、このところ晴れる方に外れる。
と言っても、三寒四温なる四季を憶い出させる詞は、懐かしさすらおぼえるこの頃ではある。
上空が晴れれば、散歩に出たいと想う。
それが叶う日々が多い事に幸せを感じている。
閑話休題
山吹は、ブッシュの中に多く見える、やや目立つ濃い黄色系の花である。
ハナミズキは、街路樹に使われることが多い。
爪紅に白の花弁が大きい花である。
この二つの花の組合せは、今年始めて発見したかもしれない。
色の要素が、菜の花&サクラのペアと、似通っている。
しかし、花の咲くタイミングは、年ごとに・地域ごとに・花ごとに異なる。
来年は、並べてみれないかもしれない。
それもまたよしである。
ハナミズキは、USAの国花であったかと記憶する。
当地北陸に因む歌手にハナミズキを唄う一青窈<ひととよう 1976〜台湾生まれ>なる女性ヴォーカルが居る。
最近のリリースでもないが、歌詞も曲も異色なせいか?長寿である。
一青<ひとと>は、難読地名である。能登の鉄道駅では、この曲をホームに流していると聞く。
彼女の母の生地がそこらしい。