2016年頭のメッセージ

今日から新年が始動する。
文字どおり、元旦から三ヶ日を無為に過ごした。
文字どおりの意味は、初日から電子メッセージによる年始の来信があったが、今日まで返信を停めていたことである。体調もあって、その気にならなかっただけだが・・・
まず旧年の回顧だが。
昨夏老衰モードに陥った自分の姿に気がついた。
先祖譲りの虚弱体質からくる病勢を建直すべく、数年来強力な治療薬を投与してきたが、薬は忽ち毒である。その極めて陳腐な常識が働いたことに、気がついたので、自然の養生に回帰した。さて老衰モードからの脱出が、この先なるか? それは見透せない。
当地に居る妻は、いつも通りに過ごしている。
息子・娘は、関東圏在住だが、健在であるようだ。
年に1度くらい、互いに顔を見ている。
あそうそう、息子は、インターネットTVのカタカナ・ホウドウキョクに出演しているので。毎週・月曜日・夕刻に、顔と声が流れてくる。これは、IT時代特有の意想外ボーナスを享けているようなもの。
旧年回顧はアト3つ
○ アベ政治は許さない。このステッカーは、もっと溢れてよい。
そもそも、アベ政治などと呼ぶこと自体。美辞麗句すぎる
アベトウジョウと呼ぶくらいが相応だと思う
メディア報道から受取る彼のイメージは、国民がおそれる全体主義への傾斜である。
小泉政局の後任として、権力に就いたが。全体主義への傾斜速度は一層悪化しており・国民の悩みは深まるばかり。しかも国民サイドに、適切な打開策が見当たらない。
迅速かつ有効な解任要求を突きつける方策が、見つからない。
そもそも、選出自体に、国民は何ら関与してない。その結果か?制度上の解任策もまたないのだ。
それは、現行憲法が民主的に国民が政治に参加する方策を設ける事なく・旧憲法の規定である「議院内閣制」なる既存ルールつまり間接選挙制度を踏襲したからだ。
憲法問題は、高度に難しいので、これ以上踏込めないが。
周辺先進国並みに「国の元首」を国民が直接選出または解任できるような規定を置かなかった現行憲法の失敗と言うべきであろう。
140年以上も経過した・古いだけの明治の制度を、そのまま維持している、我ら国民の政治センスの欠落にも、罪があると言いたい。
1回くらいの制定では、憲法も良いものができないのは、先般の麻生失言?が、指摘したとおりである。たしかヒットラーは、あのワイマール憲法下で合法的に選出されている。
我らが、保持する憲法は、間接選出である点、あのワイマールよりなお悪い。
あの集団安保も著しく言語上の論理矛盾があり、その結果法理矛盾を招いている。
○ この国の情報公開は、この数年で著しく後退した。
全体主義の恐怖は、そのため、外交と軍事の面で一層悪化した。
しかも、その立法手法が、姑息にして悪辣だ。
公務員に対する情報漏洩の罪を重くし。発動する網を広げることで。国民が全く蚊帳の外に置かれる事態が、強化され・固定してしまった。
内閣法制局も機能停止の常態にある。
○ 旧年回顧のサイゴは、狂歌仕立にする
  愚策受け  最・円安下の  ニッポンで
      サウジボーナス?  灯油が安い
 愚策とは、アベグロ・ミクスのずれた経済施策のこと。株高だけで=景気良と言えんぞ
 しかも、年金預かり金を投入し・親子関係にある持株会社と事業体たる子会社とを同時上場したが、企業ガヴァナンス面で。法理矛盾の懸念がある。そこまで強引に株対策しても効果無し。
 外国為替への政府介入を辞め、本来あるべき民間金融相場で推移していたら、もっと灯油は安くなっていたであろう
*今年の抱負
格別のことはないが、著作業を漫然と継続する予定。
継続テーマである「川面を眺める」シリーズは、3年目に入り、間もなく青森県へ。
新しい摸索として。聖徳太子の周辺を探ることを検討している。
日本を代表する聖人君子として、並ぶものない存在だが。最近の近代歴史学での日本史研究に拠れば、その実在は疑わしい? 否定が、不動の事実に化しているとか・・・
その辺を探るが、現地取材を前提としたい。
取材範囲には、聖徳太子の出自の地?たる朝鮮半島をも含むので、アト3年くらい生きる必要がありそうである
皆様に良い年でありますよう、お祈りします