じじぃせんりゅう No.9

* シンゾウを  また選ぶから  ヤベェミス
[じじぃの横睨み]
耳を疑うような時代錯誤の再来である。
つくづくこの社会のリーダー人材不足を憶う。
議院内閣制と言うのか?いささか覚束ないが。国民が直接選ぶ仕組ではないから・・・妙な”骨董人の首相”が選び出された。・・・票を投じた政権与党も疲弊している。
腹立たしいかぎりだ。
行動に問題あることが判っている人物を選んだ政権与党は、責めを負うべきである。
けじめを付けて、まず下野し。しかる後すみやかに解散・出直し選挙を行うべきであろう。
句の「また」は、あらためて説明を要しないが。型どおり触れる・・・・
一度奪取した政権を,彼は意味不明の理由にならない腹痛を持出して、突然に投げ出したことがあった。
まだあるが、途中を省略して最後は。例によって、いつまで経っても解決できないこの国のヤスクニ参拝で、これは「また」の4乗倍くらいのものだろう。
[爺ぃのナナメ読み]
第3句の”ヤベェミス”は、もうお判りだと思うが。
アベノミクスをモジったもの。
思い起こせば、日銀役員人事もかなり強引であった。ホンネを直撃すれば、積極平和発言と重ねて、これが最も好戦的な政治に直結した、”もっともキナ臭い”匂いのするやり口だった。
政府が国債を増発して日銀が引受ける。これは、先のアジア太平洋戦争の軍費調達スキームと全く同じである。
加えて、シンゾウの語る積極平和の施策は戦争指向としか聞こえてこないのだ。
まだある。
外貨政策である。
円安誘導は輸出型の企業に歓迎される政治手法のようだが、事実を隠すための言い訳と指弾されるべきである。
円安・株高を好景気と即断するワンパターンこそが危険である。
現在・近未来の実力と足元の貿易赤字慢性化を反映しての『円安』基調の本格的定着と見るべきである。
原子力発電が全面停止となり、エネルギー自給がほぼ0%の国が、採るべき外貨政策はただ1つだ。
円高を極力意図し、石油・天然ガスの輸入代金支払額をひたすら減らすようにしなければならない。
全く逆な通貨・財政の政策措置である。
財政破綻から脱却するために、増税をする道を踏み出したのは前政権である。
消費税増税に対して、已むなく協力を受諾した国民だが、来年度予算に関する先日の閣議決定=またまたの歳出増加=を聞いて、これまた耳を疑った。
政策の一貫性が無い。支離滅裂である。
ここで打出すべきは、歳出予算削減・消費税引上による税収を以て国債償還を促進して、財政縮小に向かう政策であった。
だが、実際に打出されたのは、真逆。一貫性に反した・またもやの放漫財政策であった。
通貨の番人であるべき日銀が、行政府に従属する事態となってしまった現在、好戦的リーダーの放漫財政継続とくれば、市場は”通貨・円”の先行き不安を観てとって、投売りに向かわんばかりとなろう。
最近の円安は、その反映である。
政策誘導の結果ではなく・ジャパン・ナッシングを見越した「市場のニッポン切捨て」の結果である。
都知事も意味ない愚行を暴露して、職を投げ出した。
その直後の今日は、これまた愚行による政権危機の再発である。
この際、オリンピック・パラリンピック誘致を一時返上すべきである。
それから、焦眉の急たる原子力全面廃止を正面措置に掲げる。
原発廃止に国民挙げてひたすら邁進し、併せてエネルギー自給100%達成を目ざす。
どちらも高度に困難な目標であるが、これを達成した時点で、あらためて誘致の声を挙げるべきではないだろうか。
やるべきことには順序がある、そのアト・先を間違ったのだから。急ぎ改めるべきである