じじぃせんりゅう No.2

* 阿耨多羅  縦割り防災  役立たず  ザル法ばかりじゃ  民を焼き殺す
[無駄な断わり]
じじぃせんりゅうは、先月から始めた所謂新シリーズだが。
詩形としては、17文字がそれで。
今回の31文字<字余りはカウントしないので悪しからず>だと、”じじぃ・き・せんりゅう”と本来呼ぶべきなのだが。
そんなこつ どうでんよかばい ??
[時事のヨコ睨み]
知る人ぞ知る最近の悲劇だが、一応型通り”じじぃ”の独断と偏見による事件概要を略述する。
10月11日未明福岡市博多区の整形外科医院から出火、鉄筋コンクリート地下付・地上4階建ての病棟が全焼、消防が出動し約2時間半で鎮火、火元は1階診察室付近だが2階以上の病室などで10人(2人は医院経営者の家族)が焼き殺され、15人の重軽傷者が出たもの。
消防当局の見解によれば、初期消火の活動無く・通報が遅れ・防火扉が全く作動しなかったので2階以上に延焼し、多数の犠牲者となった模様とのこと。
建物は不燃構造、全部で7つの防火扉が設置されながら全く作動しなかった、うち一部が感知器のある自動作動型扉であったが本来の機能を果たさず、死亡原因は煙を吸込んだことによるとのこと。
[爺ぃのナナメ歩き]
○ 整形外科ながら死亡患者8名は全員身体不自由な70歳以上の高齢者
○ 消防当局の見解からすれば、消防法違反の虞れがありそう
○ 防火扉は延焼予防のための設備だから、消化機能は無い
○ 消化機能であるスプリンクラーは、建築基準法による設置義務を免れる小さい床面積であった
# 当面2つの法律が話題になっているが、相互の連携がおかしいか?監視の役割を果たす行政庁が怠慢を決込んでいたか?詳細不明ながら。
  在野の素人目線ではいかにも行政のタテ割り・その2つの壁の間にスッポリ嵌ってこんがり焼き殺された感がある。
# 定期的に提出されている防火計画に虚偽の記述や、為すべき防火訓練を全く実施してないらしいとかのメディア報道があるが。
行政庁のチェックが手抜かりであったから、老人は息苦しく焼殺された感あり。
# 建築基準法上の床面積云々は、業種業態により・建物の使用目的に応じて。厳しく規制さるべきである。
# 医院&病院は、身体不自由、高齢者、しかも烏合の衆、かつ寝泊まりする。所謂入院用・居住用の施設こそ監視の頻度も多く・チェック項目も詳細かつ高度と、より厳しく運用されるべきである。
このような火災事故はもう耳タコである。
要するに法の作り方と使い方,それが問題だ。
タテ割りの行政府も反省がない。献金がらみ政治家体質の立法院ザル法ばかりしか作らない。
ザルであって、サルではないので注意されたい。猿は落ちてもサルだが、議員はカネで汚れて濁点がつく。落選したらヒト以下だ。
最後に阿耨多羅<あのくたらと詠む>は、阿耨多羅三藐三菩提<あのくたらサンミャクサンボダイ>の後半部切捨てである。切り捨てないとポエムにならんのじゃよ。
正しく理解されたい方は、フル9文字にて広辞苑でも引いてもらいたい。
以下は広辞苑を持たない方へのサービスだが、
    サンスクリット語の音写、訳語=意味だが、無上正等覚。
    それでもサッパリ判らん・・・・サラ訳文=一切の真理を普く知った最上の智慧、仏の悟りその                   もの
”ヨコ・ナナメ”じゃけん、あてにならんよ。
選良・官僚の無責任は、似非仏教の浅智慧漬けみたいな国民性から来ているのかなあ