泉流No.117 気象異変

* 怒濤豪雨  ラ抜きら付きの  孫還る
[駄足] 怒濤のような豪雨が最近流行っているとは聞いていたが、実際に体験した。
館内放送があって、訪問先の周辺地域一帯に避難勧告が出ていると聞かされた。
その日は朝から予報どおりの降雨で、海水浴場にも行けないので。急遽空港周辺の公営無料娯楽施設で、時間を過ごしていたのだが。県内ランキング1・2位の大河を2つ渡らないと、自宅に辿り着けない中距離遠路なので。途中で切り上げて帰宅する事にした。
屋外に出て驚いた。雨の降り方が,尋常でない。
最近のメディアは、酷い振り方をゲリラ豪雨と詠んでいるそうだが、、、、ラを抜いた方が,体感的実感があると想ったが、人前で発言するのははばかれる。
あまりに連想が、生々しいので。表題のとおりに,怒濤豪雨と書いた。
でもそれはあくまでも文語調のこと・・・・口語体ではやはりラ抜きのゲリ(漢字変換を意図して回避してます)豪雨と詠んだ方が真実に近い。
それは過ぎた月曜日の出来事で、結果的には全員無事に帰宅を果たした。
車内から一瞥した2つの川の濁流は、もの凄かったらしい。運転する者として、ハンドルに集中したので。サイド方向にある川の流れをまじまじと見る事は叶わなかったのである。
今日孫らは当地を離れた。もうお分かりでしょう、らは複数表現の時語尾に付くんですね
[駄足の蛇足]
故郷の米国?を離れて、予てロシアに亡命を望んでいたスノウデン氏の,当面の一時滞在を認められたとのメディア報道があった。
彼の米国出国から既に1ヵ月以上が経過しており、彼の所在と・彼の処遇は、継続的に注目してきた。
彼のした事は、勤務先の行政府およびその出先機関が、米国を含む世界のありとあらゆる私人・企業・他国政府のIT通信を秘密に傍受つまり一昔前の電話時代の用語で言えば『盗聴』し続けている事実を公表した事である。それで,彼は米国政府から犯罪者扱いを受け、各国政府に対して犯罪者引渡の要請措置がなされたのだが。この事は単に勤務先の服務規程に反しただけであって・たまたま勤務先が行政府およびその関連機関であったからといって直ちに脱法行為とはならない筈である。雇い主側の方がより悪事を働いているぞと世間に知らせた行為はむしろ崇高な事ではないか?
とまあ何処が悪い事なのか?米国政府とスノウデン氏のどっちも悪いぞ。より悪いのは政府の方だ。
そこで、スノウデン氏を犯罪者扱いしないようにとの国民規模の政府非難発言があってもよいのではないか?などと考えた。
なんせ米国市民社会と言うのは、建国の当初から人権水準が高く・個人の自由度が広い・リベラルな社会の筈だからだ。
だが、今回のスノウデン問題に対する無関心・無為放任ぶりは、そのような先進性イメージに水をかけるばかりだ。
アメリカンは、ほとんど何もしないのだ。正直がっかりした。
あのアメリカも並の国になっているようだ。
否、もっと劣る。
過剰軍事プレゼンスや暴力行為の日常的頻発を踏まえると、もはや並以下の社会に低迷しているかもしれない。
オバマにしても今回の対応がすべてを示しているようだ、前任のブッシュ・Jrが史上最低の大統領だったから。相対的に良さそうに見えるが、演説レベルと行動面の食違いが大きく。言行分裂タイプのあまり戴けない人物のような気がしてならない。
世界の警察を標榜し、過剰に暴力を振るう。この困ったジャイアン坊主みたいな単独強大の国をどうやってまともな大人人間に躾けるかが、地球と人類の安定・平和にとって最も大事なテーマだ。
このようなテーマに対して、最高の解決方法を案出・公表するシンクタンクがもしあったら
ノーベル平和賞を授与すべきであろう