深杓名辞集No.1

今日は9月19日である。
日付を簡略詠みしてみた。
”くいく”?それとも”くういく”・・・・まあ、いずれでも大差はない。つまらない遊び?
判る人だけに。少しでも解って?もらえばよい。
とまあ、そんな軽い気持ちの、今日から始まる新しいシリーズである。
シリーズのタイトルが、深杓名辞集(=しんしゃく めいじ しゅう)である。
杓はヒシャク=汁などをよそう杓子・茶道で使う茶杓のことだが、世に珍重されるそれは、僅かに反りがあって窪みが浅い。深い杓では、何かと使い勝手が悪いに違いない。
しんしゃくは、斟酌または新釈に通音である。
さて、名辞。これは格別,説明の要を感じないが、一応型通り広辞苑を紹介しておく。
ひとつの概念を代表するものであれば一語でも良さそう、ある概念を言語で表示したものを言う。
さて、長い前置は、もう置いて。本題に移る。
今日の名辞は・・・力・・・・である。
チカラなる漢字は、今日の日付を漢字で書く「九」に限りなく近い字体だ。最後の一画を跳ねるか・跳ねないか、僅かにそれだけの違いである。
「力は正義なり」=世上よく耳にする,理不尽な辞の代表だ。昨今メディアが報道するいじめの加害者が、ふてくされて口にしそう。全くもって不道徳な時代錯誤の世界観を導きだす、困った悪辞である。
おそらく古代ローマ以来の錯誤地政学を早計に誤って翻訳したに違いないから。この際筆者の偏見と独断をもって補正しておく事としたい。
  力は正義より
これであれば、反正義に由来する力や暴力行使以外の何ものでない力などは排除されることになる。
一安心である。
初稿の講義は以上である。
冒頭で触れた”くいく”は、あえて漢字化すると「食い来」かな、、、
”くういく”の方は、「食う行く」とでもしようか?
今日はこれまでとします