泉流No.80 春ha

* 今朝は雨  一進二退  春遠く
〔駄足〕 メディアは、3月の寒波襲来を予告しているし、何よりも眼の前の水平視野は、まがうことなき雪景色一色である。
さすれば、何をもって、春の到来を祈るかと言えば、陽光の暖気を頼りにするのみである。
その意味でも、朝の最初の、窓覗きは意味が重い。
雪掻きのアドレナリン?雪解けを進める晴れ模様?などなど、、、、期待がかかる。
フツウの漢字変換は、一進一退しか、出て来ない。
一進二退と打ち出すのは、ひと苦労であった。
それもまた、雨のもたらす気分のうちである。
〔駄足の蛇足〕 このような日は何故か?
想いがあらぬ方向に行ってしまうが、そのまま書くに任せよう。
現代先進文化は、エディソンに代表される電気の安易な利用を土台にしている。ただ、多くの子弟は、既に築かれた技術サービスの上に生まれ育つ。
だから、突発的な停電でも無い限り、電気は常時あるのが当り前だ。
大都会で停電は事故以外の何ものでもない。滅多にない停電で始めて、その不便さに気付く。否、気付くこと無く怒り出すのだ。
去年の3.11以来、停電の懸念はすぐそこに迫っているのだが、何らの動きも無い。
例えば、夜間放送を短縮しようとする気配すら無い、今更ながら驚ろく。
この国は、もうそこまでリーダーシップを欠く状態が、常態になってしまっている。
古代ローマにおけるアウグストゥス没後の元首統治時代や併合直前の韓半島における勢道政治体制と、実に似通った情勢である。
やはり、今朝は雨だから、もう筆を置こう