わたくし的21世紀予知試論・第3稿

今月1日から始まった新しいシリーズの3日目=第3稿である。
初稿では、予知現象を3つ掲げたが、いずれの予知現象も20世紀までに形成された政治や技術の過ちを改めるべき時期が来ている事を知らせるように、2011年中に起った。
中には賞味期限が来たものもあるし、隠されてきたものや巧妙な逆宣伝により信じ込まされてきた○○神話まがいの嘘もある。
予知現象の最初は、3月11日に起きた大地震・大津波原発トラブルである。
原発は地表に作られた人工太陽で。この地球=生物圏には本来なじまないシステムであると昨日述べた。人類の智慧では、到底コントロール不能のシステムなのだが、あたかも安全であると偽装するスローガンが平和利用なる言葉であった。
そしてまた未踏技術なる言葉を使い、既存の技術体系の延長にあるがごとく想い込ませる欺瞞すらあった。
さて、本物の太陽にあって、人工の太陽に無いものは何か?だが、その一つが電離層だ。
ここでオゾンホールの出現を思い出してもらいたい。オゾンホールは、電離層の破壊または衰退の一形態であり、即ち生物圏の崩壊危機に直結している。
太陽は、宇宙に1兆個以上あると言われる恒星のうちで。人類が住む地球に最も近い恒星だ。太陽の周囲を廻る惑星の一つである地球にのみ、生物が発生し・生残れたのは、電離層群と海があったからであると言われる。
恒星や太陽が発する放射線宇宙線太陽風のこと=を防ぎ、無害化フィルターの役目を果たすヴァンアレン帯や海水は、人間生存に不可欠である。
フィルター漉しの可視光線は、エネルギーとして、まず植物が生命を育み、その寄生体である動物を養ってきた。
地球が数億〜数十億年かかって造り上げた自然フィルターを、人工的に作れるであろうか?まさに未踏技術だが、無理と無駄は止めるべきである。
原子力発電は、経済コスト・科学的に反合理な存在だ。
よって、原子力はなるべく速やかに止めるべきである。
人類は、太陽<光・熱>電池と風力と地熱とバイオを組合わせ、人口増加を抑え、人類活動の大型化指向の悪癖を正せば、環境破壊を避けながら、遠い将来の太陽死滅まで、エネルギー不足から解放される。

Newton (ニュートン) 2012年 01月号 [雑誌]

Newton (ニュートン) 2012年 01月号 [雑誌]

今日はこれまでとします