わたくし的21世紀予知試論・初稿

今日から12月である。この年を振返る時季だが、これほど大事件が続けて起ることは珍しい。
しかも我身に迫る不都合は、幸か不幸か?未だ判明していない。事の性格からして束の間の不安前夜でしかないが、今暫らくは安眠を貪りたいものである。
申し遅れたが、「わたくし的21世紀予知試論」は、今日から始まる新シリーズである。
いささか大袈裟なタイトルだが、今年起った出来事の中から、大きなものを3つ選んだら、そのような標題になってしまった。
21世紀に入り既に10年経過したが、過ぎた10年に起きた事件の中には、人類史の常識を覆すほどの予知現象は見当らなかった。
それに対して我が知る所、この11ヶ月の間に起きた3つのことは、今世紀に起るであろう人類史または日本史を大きく転換させる大きな変革が起る事を予知させている。
その3つを掲げるが、果たしてそのうち幾つについて、標題に相応しいものと、読者の賛同を得られる事だろうか?
3つの予知現象を掲げる
1、3月11日の大地震・大津波原発トラブル
2、10月20日講談社発刊のラーメンと愛国
3、11月27日大坂のダブル選挙で支持された自治行政の改革試案
ここに掲げた出来事は、いずれも只今の世の仕組に内在する時限爆弾を暴露しつつある。しかしおおかたの認識は、未だ氷山の一角でしかない。
今存在する体制の仕組に、或いは隠され、或は等閑視されてきた問題が、この3つの中に出現している。そしていよいよ国民レベルの議論として採上げられ始めようとしている。いずれ、間もなく社会政治経済の大課題として取組むことになるであろう。
次に、最初の第1波としてそれぞれが、どのような課題と将来展望を示しているかを略述する。
1、東日本は、日本海溝の西に位置する。海溝に太平洋海底プレートが沈み込むので、列島全体が世界有数の最多発地震地帯の中にある。
この度の地震津波を伴い、ともに「大」がつく規模だ。しかも千年に一度クラスの「大」きさだと言う。
3月11日の本震以来、それによって生じたプレート移動を調整する地震つまり余震のこと。これ等は、名ばかり余震で、極めて規模の大きなものが、既に、そしておそらく今後数年に亘り、列島各地で頻発し続ける事は確実である。
因みに、千年の背景だが、貞観時代(西暦859〜77年)に起きた地震津波以来の規模であることに由来する。
この平安前期に属する20年弱の間、地震津波・火山噴火・隕石落下・放火・海外からの侵冦など、ありとあらゆる天変地異・争乱騒闘が起きた。
その原因は、おそらく太陽黒点活動の低下があるに違いない。またその性格からして、世界規模で同時農業不況が起っていたであろう。当然一度きりでなく、人類史上何度も起きているが、奇しくも現在只今がその低下期の中にあるものと考えられる。
さて、以上はすべて天災である。
原発トラブルについては、何から何まですべて人災だが、被害・被災の全体像は、未だ明らかにされてない。実はそのこと。地球全域に及んでいる事が、最大の確信的懸念であるが、以下は明日述べることとしたい