泉流No.42 みんみん

* みんみんと  言われて尚更  不眠過多
〔駄足〕約1ヶ月に及ぶ長い夏休みを終え、暫くぶりの復帰である。
暦の上の秋と言いながら、雨振りの日々が続く一時期。ひと雨毎の涼しさを味わい、セミの音が消えて秋の虫の音を聴く風情の日々であった。
昨日今日は、再びセミの声が支配的のようである。人間は加齢とともに?失われたものを求めるらしいが、猛暑の夜に嘆かわしく寂しく想うものは、セミの励ましがつのるに連れて,失われる睡眠の快適さである。
夏の夜は短いと言うが、それは気象の世界の事であって、若者はイザ知らず,老人にとっては、長い夜であり、眠られぬ不快な夏の泥沼でしかない。
音曲に、夏の夜の夢なるものがあるらしい。翻訳家がいい加減に片付けたか、さもなくば営業部門が都合でロマンチック・ムードを醸すべく、ねじ曲げ<タイトルに修怪を加えた>に違いない。
〔駄足の蛇足〕先立つ稿で、ソイソイと啼くセミを採上げた。
よく知らないが、昼啼くセミと夕暮れ時に啼くセミとは別種らしい。
更に厳密に言えば、地域によって蝉の鳴き声もまた異なるらしい。
その繊細さな受けとめが、日本人特有の感性なのであろう。
NHKラジオの子供電話相談を聞ける条件が、早く整ったようでほっとしている。
関西地方よ朝昼の雨が少なくあれとの願いが叶った?せいだ、、、
ラジオを付けてもTVに切替えても、ドンチャン・ドンチャンを聞かされる。閉口する。
聴取料を負担する者の一人として大いに再考してもらいたいものだと思うが、
孫が一言ずばり、名言を披露してくれた。
   ウルサイのは嫌いだよ
そうだ夏こそ、静かで安らかな昼寝にしたいのだ