サイト君 第64話

サイト君が語るメゲーヌ長期滞在体験段だが、この度の大地震津波を機にいよいよ21世紀の新体制構築が始まるとの印象に転じたとの事、、、
140年前から敗戦までの間に形成された総動員軍備の命令受領型ガバナンスから脱して、積極的に動く自立型市民へと着実に進化していると、、、惜しむらくは、地域横断型のコミューン形成が不十分で、個々人が孤立がち、足取りの緩慢なこと、、、
この21世紀新市民の多くは、高等教育進学を機に故郷を離れて都会に移住し地域のしがらみを逃れた者達だが、度原発事故が起き隠れ構図があからさまに。
彼等の故郷と都会の間の関係は=収奪される農村と自立できない都会。腹立たしくあり正視しにくく合意形成しにくい構造図であった。その大構造図に顕われる障害が生じた根源は何か?サイト君曰く答は3つ。
1 中央集権制
2 行財政の3階梯制
3 国民の政治逃避の極端に消極的な姿勢
1は、140年前に造られた統治構造。その後国内鉄道網・電話網・高速道路網が完備し国民教育水準の向上・上級学校卒業の常態化をみたが、漫然と維持され時代錯誤著しい。制度疲労深度は手遅れ状態。
2も同じ、屋上屋・無駄と無理の三段重、名ばかり行政改革も中央官庁全廃できず社会のお荷物化。
3は、村八分恐怖症候群が根底にあって言い出しっぺになることを畏れる疑心暗鬼の国民性に通底。
いずれも敗戦なる大悲劇をもっても改まること無く、押付け新憲法すら神棚の奥にしまい込み埃にまみれるまま放置した咎が今頃表面化した。長期低落20年、リーダー不在社会、新世代への期待は大きい。
今日はこれまでとします