サイト君 第10話

サイト君の考える事は大き過ぎてなのか、それとも全く出鱈目の思いつきなのか、それともどうでも良い論題・些末な論点なのか、とにかく判らない要素が多い。
先稿で紹介したが、メゲーヌ国がボウ国から石油や原子力発電による系統電力を押付けられているとの端的なモノ言いも、あまりに漠然としていて、正直虚実いずれとも決めかねている。
この事で、サイト君はこうも言ったのだ。
エネルギーと食糧の基幹財に不足を抱えつつ、戦後一貫して海外依存を高めてきた。
能力が無いからか?
それはありえない。
世界1・2の対外債権を保有する資本大国である。陸地は小さいが、周辺領海・管理海域は、世界ランキング第6位だ。海底には豊富な未開発の新エネルギー資源もある。
内陸には温泉豊富で世界有数の好条件だが、地熱発電に対してトライする機運が全くない。
しかも貿易立国などと訳の判らないアンリーズナブルな国是を打ち立てて、自己調達率を下げ他国依存を増やす努力のみしている。
人間としての自覚を欠き、自己防衛本能をも積極的に喪失し、破廉恥な自滅をこぞって目指す生き方を戦後65年間超も続けている。
能力・環境が備わり必要性もあるのに、改善しようとしないのは何故だろうか? 不思議だ。
この65年の積重ねの成果が、この度の地震津波の体たらくなのだ。
何故立上がろうとしないのか?  不思議だ。
メゲーヌ国のエネルギー基本政策は、ボウ国に支配されたままなのだと考えればこの謎は解けるんだ、、、とサイト君は言うのだが、、、
今日はこれまでとします