閑人耄語抄−14

No.14  華かたち  奇抜なるかな  カキツバタ
 〔自註〕のっけから、申し訳ないが、予めお断りをしたい。
カキツバタ、あやめ、花菖蒲などなど、、、花の姿を見て、言い当てる自信が全く無い。残念ながら幼少からそうである。
更に昨今は、商業航空がグローバルに運航されてから、花の世界は、一層広がり、複雑に入組んでしまって、もうお手上げである。
いずれ、姿形が、花ではなく、華で表すにふさわしい類いの植物である。
尾形光琳には、その辺が、よくよく判っていたに違いない。