2014年頭の辞
あらたまりし年のご挨拶を申し上げます
1、過ぎた秋は台湾に行った、初訪問が今頃なんだ?とお思いでしょうか?
たしかに小生も60歳代後半ですから,遅きに失してます。
2、暮れも押詰って突然に,アベが”安ク二参拝”を強行した。この際事の善し悪しを論ずる気はないものの、行政府を統括する立場であれば、周辺国を刺激するような=つまり国益を単純に損ねるような行動は慎むべきである。
それが公人としてのあるべき姿である。
仮にそれが私人たる心情・信念と相容れないのであれば、下野して公人であることを辞めればよいだけのことである。
そのような事が判らない人物を統括の位置に置き続ける政府与党は無責任である。
国民もまたおおいに不幸である。選出に直接関与できないから哀れですらある。
3、既に起った事実は消えない。既にして列島は、as Nothing =世界中から忘却される立場に置かれてしまった。
4、そのような立場に身を置いて既に久しい国の1つが、台湾なのではないかと?ふと思いついた。
秋に台湾を訪ねたことの意味をここに来て、吾なりに再発掘したような気がする。
このタイミングで台湾を訪問した背景の1つに、アベが統括の位置に就いて、東アジアの隣邦との関係がギクシャクしはじめ、行きにくくなった。だから、少し横の方を訪ねてみようと思ったのである。
5、この5年間ほど、東アジア探索に傾注してきたが。列島と廻廊半島と大陸中国の3国が,吾が関心の対象であった。
6、再発掘とは、これまで手つかずにしていた方向に台湾があった事。
しかも列島の成立ちに重要なファクターを持っている事について,今頃遅いが気がついたと言う意味である。
方向の数は、最少4つであるが。
○ 東アジアが占める方向は,まず西。そして半分だけ北に当たる
○ 台湾〜沖縄は、フィリピンを経由してインドネシア・オウジィーに至る南の方向に当たる
○ 北海道は、短絡的に北だが、ボリュウムは半分だけの北に当たる。そして残り半分のボリュウム が南に当たる。その背景はこうだ、ウェイト配分で少し方位論を離れ、居住民つまり人的要素を 加味した。
・・・まず南の要素。
古代列島居住アイヌは、原日本人にして沖縄住人と同系である。
台湾先住民族とも同系である。
源流はオーストロネシア人系統であると考えた。
・・・次に残る半分の北要素。
サハリン原住・アイヌ<樺太>とクリル諸島原住・アイヌ<千島諸島>とごく少数の冷 寒帯原住民族が列島に混住している
○ 最後に残った東は茫洋たる太平洋しかなく。要するに空白の方向で、考究しない。
7、上記6で述べた事を地形から再整理しよう。
○ 日本列島は、大陸性島嶼だ。約2千万年前に分離し、東に向かって今も離れ続けている
○ 花綵<はなづな>列島にして、大陸に繋がる4つの「鎖」を時計回りで略述しよう
・・・宗谷岬〜サハリン島〜間宮海峡〜大陸
・・・知床半島〜クリル諸島〜カムチャッカ半島〜大陸
・・・鹿児島県〜奄美群島〜沖縄諸島〜台湾・島〜大陸
・・・北九州〜対馬〜韓半島=大陸の廻廊部分
以上は、今月から書き始める台湾訪問レポ−ト 仮称=【 か麗のシマ 】の導入部である。
さて、第2テーマに移ろう。例によって息子の新作を紹介したい
イ=11月 ちくま新書 1995年
ロ=12月 朝日新書 フード左翼とフード右翼
ハ= 日系ブックス アラフォー男子の憂鬱・・・・部分執筆です
ホ ここで読後感を述べる 遂に同時代進行のジャーナリズムに踏出している
へ 彼の経歴を略述する 雑誌編集からスタートし、新書の著述=上記以外に先行刊行された数冊が ある、新聞・雑誌などの書評欄寄稿
NHK Gチャンネル・テレビのNEWS WEB に参加など
ト 要約すれば、マルチメディア出身のニュータイプ・ジャーナリズムである
チ IT新時代ジャーナリズムは、今まさに樹立されようとしている。
ニュウ・ジャーナリズムを興す旗手の一人として、複眼・多様性・並列を標榜した新展開を期待する。
リ ニュウ・ジャーナリズムは、単眼・序列主義・権威迎合にして制度追認の機能しか果たさないオール ド・ジャーナリズムを凌駕することになるであろう
ご愛読ありがとうございます。
新しい年が良い年でありますようにお祈り致します。
なお、コメントしてくださるようお願いします