2017-07-15から1日間の記事一覧

北上川夜窓抄 その35=菅江真澄・続 作:左馬遼 

北上川の川面を渡り、その畔に足を踏み入れた人物の評伝として、前稿に引続き菅江真澄を採上げる。 菅江真澄は、大いに謎に包まれた人物である。 本名を白井秀雄<1754〜1829>と言い、三河国<現・愛知県>岡崎または豊橋に生まれ、出羽国<現・秋田県>角…